バーバリーとは
イギリスを代表するファッションブランド、バーバリー(BURBERRY)は1856年、21歳のトーマス・バーバリーによって創立されました。
トーマスは、農民が農作業などで汚れないように服の上から羽織っていた上着をヒントにして、「ギャバジン」といわれる耐久・防水性に優れた新しい素材を開発しました。
1888年に特許を取得したことで、1917年までギャバジンの製造権を独占できました。
1911年にはアムンゼンが人類で初めて南極点に到達した時の防寒具として採用されたり、1914年(第一次世界大戦時)には、トレンチコートとして英国の陸海両軍に正式採用され、大戦中に50万着以上も着用されました。
1955年、エリザベス2世のロイヤルワラント(王室の紋章の表示を許される、英国王室御用達の証。)を授かっています。
1989年にはウェールズ皇太子によって認証を授かっており、イギリス皇室御用達でロイヤルの称号を持っています。
現在、日本では「バーバリー・ブルーレーベル」「バーバリー・ブラックレーベル」、またワールドワイドでは「バーバリー・プローサム コレクション」を展開しています。
◆バーバリーの歴史
バーバリーは1856年、トーマスバーバリー(Thomas Burberry)によってハンプシャー州の洋服店として創業されました。服の機能性、実用性を重視したトーマスは農民の作業服の上着をヒントにギャバジンという耐久性、防水性に優れた新素材を生み出しました。このように、素材、機能を重視したスタイルは今日でも受け継がれています。1891年にロンドンに進出をはたし、1901年からスポーツ服とレインコートを展開。その後バーバリーはイギリス王室ご用達となりその名声を不動のものとしました。また、南極探検隊アムンゼンや、エベレスト登頂の英国隊等もバーバリーを着用し、その機能性を証明しました。また、トレンチコートとは今や一般名詞となっていますが、トレンチとは塹壕の事であり、第一次世界大戦で英国軍が着用したバーバリーのコートを戦後復員兵が持ち帰り普及させたものだと言われています。バーバリーのあまりに有名なチェック柄は1924年に登場、それまでコートの裏地に使われていたチェック柄が傘、バッグ、マフラー等、表に出る事になりました。
◆バーバリーの魅力
バーバリーのコンセプトはエレガンスを伴う機能性であり、王室、芸能人、政治家、スポーツ選手らに愛用される一面と、戦場、南極、エベレスト等の極限状況で生きる機能性を見事に融合させた点です。これごど歴史がありながら、高いレベルでデザイン、機能性を併せ持ちかつ、ブランドイメージを保ちながら新しい時代に合わせて進化しているブランドは稀と言えます。
◆バーバリーの製品ラインナップ
創業当時はメンズのラインのみでしたが、現在ではレディース、子供服、アクセサリー、バッグ、財布、小物類、香水等多種多様な商品を作っています。若い女性向けの「バーバリーブルーレーベル/BURBERRY BLUE LABEL」、若い男性向けの、「バーバリーブラックレーベル/BURBERRY BLACK LABEL」、最高級かつ前衛的なラインとした「バーバリープローサムコレクション/BURBERRY PRORSUM COLLECTION」があります。
1856年 イギリスハンプシャー州ベイジングストークでトーマス・バーバリー(当時21歳)により創立
1880年 ギャバディン(Gabardine,ギャバジン)を発明
1888年 耐水性に優れたギャバディン(Gabardine,ギャバジン)の特許を取得
1891年 ロンドンに本社を置く
1901年 Equestrian Knight(乗馬の騎士)のロゴを使用開始
1924年 コートの裏地として使用されていたデザインを「バーバリー・チェック」として宣伝し、一大ブームとなる
1955年 グレート・ユニバーサル・ソトアズに買収
2002年 ロンドン証券取引所に上場
2003年 ハウスコレクション日本上陸
2004年 表参道に日本で2番目となる路面店をオープン